ぼくが「銀」になったワケ3

e0255721_0142276.jpg



僕がキャリーから出たら、あのでっかい女の人と男が居たんだ。
最初は怖かったけど、お母さんとおねえちゃんとにこにこして喋ってるから
そんなに悪いやつじゃないのかなって、安心したんだ。
それに、この二人、すっごくがちがちになってたしね。



僕は色んなところを探検したんだ。
その度に、女の人がおそるおそる僕をつかもうとするから面白くって。
いっぱいからかってやったんだ。
そしたら、お母さんが僕の話をし始めた。
僕がお母さんとであった頃の話を。
お姉ちゃんも、泣きそうになりながら、僕の話をしてた。
女の人は、真剣な顔をしてたけど、手がちょっと震えていたよ。僕、見ちゃったんだ。



お腹が空いたから、お母さんにご飯頂戴っていったら、ミルクとりにゅうしょくを出してくれた。
ミルクが飲みたかったけど、冷たくなってたし
いっぱいからかってしまって悪かったかなーって思ったから、りにゅうしょくを食べてみたんだ。
そうしたら、お母さんがびっくりしてたんだ。
『劉ちゃん、ここが気に入ったのかな!?』って。



別に気に入った訳じゃないけど、嫌いでもないかなーって思ってた。
でも、やっぱりお母さんとお別れになった時は、悲しかったよ。
あの日は、お母さんが僕を置いて出て行った所から離れられなかった。
でも、女の人が寝ないでずっと一緒にいてくれたから、僕は大丈夫だよ。







e0255721_043442.jpg


僕の新しい名前は、「銀」になった。
僕が窓辺に行った時、うぶげが銀色に見えたんだって。
女の人は、にこしって言うらしい。男の人が言うには「超過保護」っていうやつらしい。
よくわかんないけど、僕が一番大好きだって事らしい。



にこしは最初、僕と二人きりの時によく泣いてたんだ。
「絶対、あんたを幸せにしたる」って、うるさいぐらいに言ってた。
あいつ(男)がいる時はそんな事言わないのにね。恥ずかしいのかな。




まぁ、こうして僕は「銀」になったんだ。
今もいっぱい、いたずらして困らせてやってるけど、二人ともにこにこしてる。
たまに僕もいたずらされるけど、お互い様ってとこかな?




さあ、今日もはりきっていたずらしようっとー!!


にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村
[PR]

by nikoshigin | 2012-07-26 10:00 | 昔話